胆道癌の大量肝切除後S-1化学療法、ゲムシタビンに優越性示す（2018/12/6訂正）

日本で胆道癌に対する大量肝切除術（肝葉切除または3区域切除）施行患者70例を対象に、ゲムシタビンとS-1による術後補助化学療法を多施設共同第II相無作為化試験で比較（関西肝胆道癌治療グループ KHBO 1208試験）。R0/1切除後12週以内に、先行するKHBO 1003試験の推奨用量に従って6カ月間の補助化学療法を実施した。 その結果、1年無再発生存率（RFS）および1年全生存率（OS）はそれぞれゲムシタビン群51.4％、80.0％、S-1群62.9％、97.1％だった。2群の比較の結果、S-1群の2年RFS、1年および2年OS、OS曲線はゲムシタビン群に対して優越性を示した。 【訂正】2018年12月6日に以下を訂正しました。 「R0/1切除後12カ月以内」を「R0/1切除後12週以内」に変更しました。お詫びして訂正します。 ...