妊婦の肺塞栓症、除外診断戦略が有効
2018年12月6日
Annals of Internal Medicine
肺塞栓症(PE)が疑われる妊娠中の女性395例を対象に、診断戦略の妥当性を多国間共同試験で前向きに検証。検査前臨床的確率評価+高感度Dダイマー測定、両側下肢静脈の圧迫超音波検査(CUS)、コンピュータ断層撮影肺血管造影(CTPA)、肺換気-血流(V/Q)スキャンの順で肺塞栓症を除外するものとした。 その結果、28例を肺塞栓症と診断し(CUS 7例、CTPA 19例、V/Qスキャン2例)、367例を除外した(検査前確率+Dダイマー46例、CTPA 290例、V/Qスキャン17例、その他14例)。除外した妊婦の3カ月後の症候性静脈血栓塞栓イベントの発生率は0.0%(95%CI 0.0-1.0%)だった。...
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