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PCI後の残存炎症の高リスク、死亡と心筋梗塞も高リスク 

2018年12月13日  専門誌ピックアップ

経皮冠動脈インターベンション(PCI)を施行し高感度C反応性蛋白(hCRP)を経時的評価した7026例を対象に、残存炎症リスクが臨床転帰に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、2654例(38%)で高リスク持続(hsCRP≧2mg/Lの場合と定義)、719例(10%)でリスク上昇、1088例(15%)でリスク低下、2565例(37%)で低リスク持続が見られた。追跡調査1年時の全死因死亡率は、高リスク持続例の2.6%に対し、リスク上昇例1.0%、リスク低下例0.3%、低リスク持続例0.7%だった(P<0.01)。1年時の心筋梗塞発現率はそれぞれ7.5%、6.4%、4.6%、4.3%だった(P<0.01)。...