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COPDの3剤併用療法、増悪抑制効果高い

2018年12月13日  British Medical Journal

長時間作用性抗コリン薬(LAMA)+長時間作用性β2刺激薬(LABA)+吸入ステロイド(ICS)による3剤併用療法の慢性閉塞性肺疾患(COPD)増悪抑制効果を2剤併用療法および単剤療法と比較するべく、無作為化比較試験21件の系統的レビューとメタ解析を実施した。 その結果、3剤併用療法の中等ないし重症COPD増悪率は、LAMA単剤療法(率比0.71、95%CI 0.60-0.85)、LAMA+LABA(同0.78、0.70-0.88)、ICS+LABA(同0.77、0.66-0.91)に比べて有意に低かった。1秒量(トラフFEV1)および生活の質は3剤併用療法で良好だった。3剤併用療法はLAMA+LABAの2剤併用療法に比べて肺炎の発生率が有意に高かった(相対リスク1.53、95%CI 1.25-1.87)。...