SGLT2阻害剤、心疾患既往を問わず心不全の入院や腎疾患進行を抑制
SGLT2阻害薬が2型糖尿病患者の心血管および腎転帰にもたらす効果を無作為化プラセボ対照試験3件(計3万4322例)の系統的レビューとメタ解析で検討した。 その結果、SGLT2阻害薬によってアテローム動脈硬化性心血管疾患を有する2型糖尿病患者の主要心血管イベント(心筋梗塞、脳卒中または心血管死)が11%減少した(ハザード比0.89、P=0.0014)。また、アテローム動脈硬化性心血管疾患の有無および心不全の既往を問わず心血管死または心不全による入院リスクが23%(同0.77、P<0.0001)、アテローム動脈硬化性心血管疾患の有無を問わず腎疾患進行リスクが45%(同0.55、P<0.0001)低下した。...
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