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腎部分切除術後出血に対する動脈塞栓術、安全性と有効性確認

2018年12月17日  The Journal of Urology

腎部分切除術を施行した患者1187例を対象に、術後の血管合併症に対する動脈塞栓術の安全性と有効性を後ろ向き研究で検討。術後血管合併症のため、36例をインターベンショナルラジオロジー科に紹介した。 出血に対する塞栓術の施行率は腹腔鏡下手術後5.9%で、開腹手術後(1.8%、P=0.003)およびロボット支援手術後(2.4%、P=0.014))に比べて高かった。塞栓術の技術的成功率は100%、臨床的成功率は94.4%だった。診断時、塞栓術後、最終追跡時の推算糸球体濾過量は順に81.0±21.6、83.7±21.0、84.9±15.8mL/分/1.73m2だった(P=0.345)。追跡期間中に重大な合併症は見られなかった。...