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急性間質性腎炎、ステロイド療法開始遅延で腎機能回復不良

2018年12月19日  専門誌ピックアップ

薬剤性急性間質性腎炎患者182例を対象に、副腎皮質ステロイドによる治療期間が腎機能回復と関連するかどうかを検討するべく、後ろ向き研究で検討した。 その結果、6カ月後の糸球体濾過量の回復は平均34±26mL/分/1.73m2で、10例が維持透析を要した。3週の高用量療法または8週超の長期療法には腎機能の良好な回復との関連を認めなかった。多変量解析では、ステロイド療法の開始遅延(オッズ比1.02、95%CI 1.0-1.04)および間質線維化50%超(同8.7、2.7-27.4)が腎機能の回復不良(6カ月時の血清クレアチニン値がベースライン値の75%超)と関連を認めた。...