イスラエルのレジデント研修、研修病院の選択に報奨金が影響

イスラエルで2011年に導入された周辺部地域の病院のレジデント研修に研修医を呼び込むことを目的とした報奨金制度の効果を検討した。 その結果、新規研修医のうち周辺部地域を研修場所に選択した研修医の割合は2005-10年16-20％、2011年19％、2012年23％、2013年23％で、増加分はイスラエル外の医学部を卒業した医師が主に占めていた。2013-14年に専門科研修を開始した研修医にインターネットと電話による調査を実施したところ、周辺部地域を選択した研修医の約半数は報奨金制度が研修場所の選択に影響したと回答し、約70％は周辺部地域で育った経歴を有していた。...