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高齢者への不適切処方、入院後に増加

2018年12月25日  British Medical Journal

アイルランドの2012-15年の一般診療記録から65歳以上の患者3万8229例を対象に、高齢者の処方スクリーニングツール(STOPP criteria version 2)を用いて評価した「不適切な可能性のある処方」と入院の関連を縦断研究で検討した。 その結果、2012年に45.3%、2015年に51.0%の患者に不適切な可能性のある処方が行われていた。入院は、年齢、性別、処方数、併存疾患、健康保険とは独立して、不適切な可能性のある処方の発生率上昇と関連した(調整後ハザード比1.24、95%CI 1.20-1.28)。患者特性に関係なく、入院前より入院後の方が不適切な可能性のある処方の確率が高かった(調整後オッズ比1.72、同1.63-1.84)。...