1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 肺塞栓症救急患者の退院率、電子CDSSで改善

肺塞栓症救急患者の退院率、電子CDSSで改善

2019年1月4日  Annals of Internal Medicine

米国の病院救急部21施設(患者1703例)を対象に、電子臨床意思決定支援システム(CDSS)による急性肺塞栓症患者のリスク層別化と臨床判断改善効果を実際的臨床試験で評価。介入群には9カ月目に多面的技術教育介入を実施した。主要評価項目は救急外来または外来診察ユニットからの退院とした。 その結果、介入群では調整後退院率が介入前17.4%から介入後28.0%と上昇したのに対し、対照群ではそれぞれ15.1%から14.5%と上昇が見られなかった(差分の差分法による比較:パーセントにして11.3ポイント、95%CI 3.0-19.5ポイント、P=0.007)。...