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多孔質タンタル製臼蓋コンポーネント、移動は許容範囲内

2019年1月7日  The Journal of Bone & Joint Surgery

重度寛骨臼骨欠損に対する人工股関節全置換術の再手術に使用した多孔質タンタル製臼蓋コンポーネント55例を対象に、その安定性を検討した。 X線立体測定分析(RSA)の結果、平均追跡期間4年で臼蓋コンポーネント48例の移動はゆるみ発生予測閾値(1mm)を下回り、50例には再修正術を施行しなかった。下方スクリューで固定されていない臼蓋コンポーネント7例の移動は許容閾値を超えた。2年時の近位方向への移動中央値の絶対値は、下方スクリュー固定あり群0.3mm、なし群0.4mmだった(P=0.04)。...