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マクロライド併用で高炎症反応伴う肺炎球菌性CAPの死亡減

2019年1月7日  Chest

既知の原因菌による市中肺炎(CAP)で入院した患者1715例を対象に、βラクタム系抗菌薬+マクロライド系抗菌薬併用療法(BL+M)とフルオロキノロン系薬単独±βラクタム系薬療法(FQ±BL)との30日死亡率を前向き観察コホート研究で比較した。 BL+M群はFQ±BL群に比べて粗死亡率が低かった(5% vs. 8%、P=0.015)。しかし、傾向スコアおよびベースライン特性で調整後、BL+M併用療法の死亡抑制効果は、高炎症反応(C反応性蛋白>15mg/dL)および肺炎球菌性CAPの患者に限定された(調整オッズ比0.28、95%CI 0.09-0.93)。...