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早産児ROP検査時の経口モルヒネは有害無益

2019年1月11日  Lancet

非人工呼吸下の未熟児31例を対象に、踵穿刺採血および未熟児網膜症(ROP)検査に伴う急性疼痛に対する経口モルヒネの効果を無作為化プラセボ対照試験で検討した。 スクリーニング検査後の平均改訂版未熟児疼痛プロファイルスコアは、モルヒネ群11.1±3.2点、プラセボ群10.5±3.4点だった(中央値の群間差0.5、95% CI -2・0-3.0、P=0.66)。踵穿刺採血後の疼痛刺激に対する脳活動中央値は、モルヒネ群0.99(四分位範囲0.40-1.56)、プラセボ群0.75(同0.33-1.22)だった(同0.25、95% CI -0.16-0.80、 P=0.25)。鎮痛効果は見られず、呼吸器系の有害事象が顕著だったため、試験の登録は中止された。...