肝移植後の虚血再灌流障害にパターン認識受容体が関与
2019年1月11日
Annals of Surgery
米国で肝移植レシピエント67例の再灌流前後の門脈血検体を用いて、パターン認識受容体(PRR)の活性化と虚血再灌流障害(IRI)の関連を検討した。 再灌流前サンプル分析では、IRIを来した患者(35例)でhTLR4およびhTLR9遺伝子導入細胞の活性化低下が認められ、IRIのない患者(32例)では主にhTLR7およびhNOD2の活性化増大が認められた。再灌流後サンプル分析では、IRI患者は非IRI患者に比べてhTLR4およびhTLR9の活性化が有意に増大していた。hTLR4/9/NOD2に対する反応性のベースラインからの変化量は、IRI患者で有意に大きかった。...
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