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新生児腸内の黄色ブドウ球菌株がアトピー発症抑制に寄与?

2019年1月15日  British Journal of Dermatology

FARMFLORA出生コホートの乳児65人から採取した糞便および鼻腔スワブ検体を用いて、黄色ブドウ球菌(S. aureus)株による消化管および鼻腔内コロニー形成とその後のアトピー性皮膚炎発症との関連を検討した。 その結果、黄色ブドウ球菌のコロニー形成自体に湿疹発症との関連は見られなかった。しかし、後にアトピー性湿疹を発症した児の消化管内の黄色ブドウ球菌株は、その後も健康状態良好な児と比べて、エラスチン結合タンパク質をコードするebp遺伝子とエンテロトキシン遺伝子(egc)によりコードされるスーパー抗原遺伝子の保有頻度が低かった。...