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指導医の研修医に対する信頼性構築ステップ

2019年1月16日  Annals of Surgery

外科医が研修医に対する信頼性を構築する過程を探るべく、一般外科医9人に半構造化面接を実施。腹腔鏡下胆嚢摘出術中、研修医に処置を任せる決定を下す過程を検討した。 その結果、信頼性の構築には、手術前、手術中、手術後の段階的な過程があることが示された。具体的には、1)手術のリスクと研修医に対する信頼性を基に手術を任せることを考え始める、2)研修医に手術を任せる決定、3)準備段階で注意深く観察、4)手術が「順調」か「順調でない」かによって決定を展開、5)順調でなければ介入(信頼の撤回)、6)今後も手術を任せられるかを再検討、という流れだった。信頼を撤回する主な理由には、指示に従う能力の欠如、手術進行の失敗、危険な手順があった。...