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多発性骨髄腫へのイキサゾミブでPFS改善

2019年1月16日  Lancet

標準治療の導入療法+高用量メルファラン+シングル自家幹細胞移植(ASCT)で部分奏功以上を達成した多発性骨髄腫患者656例を対象に、維持療法としての経口イキサゾミブの安全性および有効性を第III相二重盲検プラセボ対照比較試験で検討した(TOURMALINE-MM3試験)。 その結果、追跡期間中央値31カ月での無増悪生存期間中央値はイキサゾミブ群26.5カ月、プラセボ群21.3カ月となり、イキサゾミブ群で増悪または死亡のリスクが28%低下した(ハザード比0.72、95%CI 0.58-0.89、P=0.0023)。重篤な有害事象発生率はイキサゾミブ群27%、プラセボ群20%で、治療期間中にイキサゾミブ群の1例が死亡した。...