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研修医参加の整形外科手術、年度初めも術後合併症率上昇せず

2019年1月17日  The Journal of Bone & Joint Surgery

米国外科学会の手術の質改善プログラムデータベースから、大腿骨近位部骨折、大腿骨骨幹部骨折、脛骨骨幹部骨折の固定術1851件を対象に、研修医の卒後研修レベル(卒後1-6年目)および研修年度内の手術施行時期(第1-4四半期)が術後合併症に及ぼす影響を検討した。 その結果、重篤な有害事象、全有害事象および手術関連合併症の発生率は、第1四半期(順に10.96%、18.57%、9.62%)とその他の期間(順に11.40%、17.81%、7.19%)で有意差はなかった。シニアレジデントはジュニアレジデントに比べて、年度上半期での有害事象発生率が有意に高かった(第1四半期で20.58% vs. 11.76%、P=0.044、第2四半期で20.05% vs. 12.44%、P=0.024)。...