アピキサバン、癌患者のVTEリスクを有意に低下

化学療法を開始した外来癌患者で、Khoranaスコア2以上で中等度以上の静脈血栓塞栓症（VTE）リスクを有する563例を対象に、アピキサバンの血栓予防効果を無作為化プラセボ対照試験で検討した（AVERT試験）。 その結果、180日時VTE発生率はアピキサバン群4.2％、プラセボ群10.2％となりアピキサバン群で有意に低かった（ハザード比0.41、95％CI 0.26-0.65、P＜0.001）。修正ITT解析での大出血発生率はアピキサバン群3.5％、プラセボ群1.8％（同2.00、1.01-3.95、P＝0.046）、治療期間での大出血発生率は2.1％、1.1％だった（同1.89、0.39-9.24）。...