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DPP-4阻害薬が胆管癌リスク上昇と関連

2019年1月18日  British Medical Journal

治療を開始した2型糖尿病の成人15万4162例を対象に、ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬およびグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬と胆管癌の関連を集団ベースのコホート研究で検討した。 DPP-4阻害薬は胆管癌リスク77%上昇と関連した(ハザード比1.77、95%CI 1.04-3.01)。GLP-1受容体作動薬もリスク上昇と関連したが、信頼区間の幅が広かった(同1.97、0.83-4.66)。医薬品安全性監視の事後解析では、両剤ともスルホニル尿素(SU)薬またはチアゾリジンジオン系薬に比べて、胆管癌の報告オッズ比が高いことが示された(DPP-4阻害薬1.63、1.00-2.66、GLP-1受容体作動薬4.73、2.95-7.58)。...