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癒着性小腸閉塞リスクは開腹より腹腔鏡術で少ない

2019年1月21日  Annals of Surgery

腹部手術施行患者161万2629例を対象に、開腹手術と腹腔鏡手術の癒着性小腸閉塞(aSBO)への影響を集団レベル解析で検証した。追跡期間中央値は6.3年だった。 その結果、Roux-en-Y法による胃バイパス術(RYGB)、胆嚢摘出術、結腸部分切除術、虫垂切除術、子宮摘出術の5年aSBO発症率が開腹術群で高かった(いずれもP<0.001)。多変量解析で、各開腹術はaSBOリスク増加との関連が見られた(ハザード比1.24、1.89、1.49、1.45、1.16、いずれもP<0.001)。aSBOのリスクが最も高い期間は術後の2年間だった。...