米国のChronic Renal Insufficiency Cohort Studyから、慢性腎臓病(CKD)患者3939例(女性1778例、男性2161例)のデータを用いて、疾患進行の性差を検討した。 中央値6.9年の追跡の結果、844例が末期腎不全(ESRD)を発症し、853例が死亡した。多変量回帰モデルで、女性は男性に比べてESRD、推算糸球体濾過量(eGFR)50%低下、CKDステージ5(eGFR 15mL/分/1.73m2未満)への進行、死亡リスクが有意に低かった。多変量調整後の1年当たりeGFR変化量に有意な性差は見られなかった。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。