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透析患者への活性型ビタミンD製剤に心血管リスク抑制効果なし

2019年1月23日  Journal of the American Medical Association

日本国内の透析センター207施設で二次性副甲状腺機能亢進症のない透析患者976例を対象に、経口活性型ビタミンD製剤アルファカルシドールの心血管イベント抑制効果を無作為化試験で検討した。 intention-to-treat解析(対象964例)の結果、追跡期間4.0年(中央値)での致死性および非致死性心血管イベント(心筋梗塞、うっ血性心不全による入院、脳卒中、大動脈解離/破裂、虚血による下肢切断、心臓突然死)・冠動脈血行再建術・下肢動脈血行再建術の複合発生率はアルファカルシドール投与群21.1%、非投与の対照群17.9%だった(ハザード比1.25、95%CI 0.94-1.67、P=0.13)。...