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左主幹部病変へのPCIとCABG、10年死亡リスクに有意差なし

2019年1月23日  専門誌ピックアップ

韓国で非保護左主幹部病変を有する患者2240例を対象に、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)または冠動脈バイパス術(CABG)後の10年転帰を観察研究で比較した(MAIN-COMPARE試験)。 コホート全体での死亡および複合転帰(死亡・Q波心筋梗塞・脳卒中)にリスク調整後の有意差は見られなかった。標的血管血行再建リスクはPCI群で有意に高かった。薬剤溶出ステントPCIとCABGの比較コホートでは、5年までの死亡および複合転帰リスクに有意な差はなかったが、5年以降は薬剤溶出ステントPCI群で死亡(ハザード比1.35、95%CI 1.00-1.81)および複合転帰(同1.46、1.10-1.94)のリスクが高かった。...