人工関節周囲感染マーカー、偽陰性率高い
2019年1月28日
The Journal of Bone & Joint Surgery
人工関節周囲感染症549例および無菌性再置換653例の後ろ向きレビューから、炎症マーカー検査の診断感度および起炎菌の炎症マーカーへの影響を検討した。 慢性人工関節周囲感染のマーカー感度は赤血球沈降速度(ESR)0.85、C反応性蛋白(CRP)0.88、白血球(WBC)数0.83、多核白血球比率0.78だった。ESRの平均値は培養陰性例、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌に比べて抗菌薬耐性菌で高く、CRPの平均値はグラム陰性菌、抗菌薬耐性菌に比べて培養陰性例で低く、WBC数の平均値は黄色ブドウ球菌、連鎖球菌に比べて培養陰性例で低かった。...
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