アスピリン使用がCOPD急性増悪率低下と関連

SPIROMICS試験に参加した慢性閉塞性肺疾患（COPD）患者1698例を対象に、COPD症状へのアスピリン毎日服用の効果を検討。アスピリン使用者と非使用者503組を比較した。 その結果、アスピリンでCOPDの全急性増悪率は低下したが（調整後の発生率比0.78、95％CI 0.65-0.94）、重症急性増悪では効果が見られなかった（同0.86、0.63-1.18）。アスピリンはSt. George呼吸器質問票（SGRQ）の総スコア低下（β＝－2.2、95％CI －4.1-－0.4）、中等度および重度呼吸困難リスク低下（調整後オッズ比0.69、95％CI 0.51-0.93）、COPDアセスメントテスト（CAT）スコア低下（β＝－1.1、95％CI －1.9-－0.2）と関連した。...