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思春期特発性側弯症、トラネキサム酸で術中失血減

2019年1月30日  The Journal of Bone & Joint Surgery

思春期特発性側弯症の手術施行患者111例を対象に、トラネキサム酸(TXA)投与の臨床的有効性を二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討した。 その結果、臨床的意義のある失血(20mL/kg超)リスクはプラセボ群で2倍以上高かった(44% vs. 21%、相対リスク2.1、95%CI 1.2-3.7)。TXA群ではプラセボ群に比べて術中失血量が27%少なく、1時間当たりの術中失血量(190±73 vs. 230±80mL、P=0.01)および固定した脊椎レベル当たりの術中失血量(82±32 vs. 110±40mL、P<0.001)が有意に少なく、術中失血量(836±373 vs. 1031±484mL、P=0.02)、ドレーン内の術後出血量(498±228 vs. 645±318mL、P=0.009)が少なかった。...