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再入院削減プログラムで死亡率増?

2019年2月1日  Journal of the American Medical Association

米国でメディケア受給者の心不全、急性心筋梗塞、肺炎による入院830万件(生存退院790万件)を対象に、再入院削減プログラム(HRRP)と患者死亡率の関連を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、心不全患者では、HRRP発表および施行が退院後30日以内の死亡率の上昇と有意に関連した(発表後に0.49%上昇、発表前期間の死亡率の変化との差0.22%、P=0.01、施行後に0.52%上昇、同0.25%、P=0.001)。肺炎患者の退院後死亡率も発表後(0.26%上昇、同0.22%、P=0.01)および施行後(0.44%上昇、同0.40%、P<0.001)に有意に上昇した。急性心筋梗塞患者の退院後死亡率は発表後に低下したが(0.08%低下、同-0.26%、P=0.01)、施行後に有意な変化は見られなかった。...