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急性軽度脳卒中の再発リスク、クロピドグレル+アスピリンで抑制

2019年2月4日  British Medical Journal

急性軽度虚血性脳卒中または高リスク一過性脳虚血発作に対するクロピドグレル+アスピリン併用療法とアスピリン単剤の有効性と安全性を比較すべく、無作為化プラセボ比較試験3件(対象1万447例)のシステマティックレビューおよびメタ解析を実施した。 その結果、発症後24時間以内の併用療法では、アスピリン単剤よりも非致死性脳卒中の再発リスクの方が低かった(相対リスク0.70、95%CI 0.61-0.80、I2=0%、絶対リスク低下1.9%、エビデンスの質:高)。全死因死亡に対する明らかな影響は認めなかったが、中等度ないし重度の頭蓋外出血増加の可能性が示された(同1.71、95%CI 0.92-3.20、I2=32%、絶対リスク増加0.2%、エビデンスの質:中)。...