急性冠症候群のアリロクマブ、エゼチミブに費用対効果で劣る
2019年2月5日
Annals of Internal Medicine
急性冠症候群(ACS)を対象としたODYSSEY Outcomes試験のデータを基に、スタチン療法に抗PCSK9モノクローナル抗体製剤アリロクマブを併用した場合の費用対効果を検証。データ解析に心疾患に関するマルコフモデルのコンピュータシミュレーションCardiovascular Disease Policy Modelによる決定分析を用いた。 その結果、エゼチミブ併用と比べて1QALY(質調整生存年獲得)あたり、アリロクマブ併用では1QALY(質調整生存年獲得)当たり99万7000ドル(95%不確定性区間25万4000ドル-劣位)の費用が増加した。感度分析では、エゼチミブよりも費用対効果を高くするには、アリロクマブの価格を年間で原価1万4560ドルから1974ドルまで下げる必要があることが示された。...
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