CKD患者の長期収縮期血圧変動性が心血管イベントと関連
2019年2月6日 専門誌ピックアップ
慢性腎臓病（CKD）患者402例を対象に、収縮期血圧の変動性と心血管イベントの関連を検討。短期血圧変動性は自由行動下24時間血圧測定から、長期血圧変動性は外来診療の血圧から推定し、平均±SDは12.6±3.3mmHg、12.7±5.1mmHgだった。 その結果、長期血圧変動性は複合評価項目（死亡または心血管イベント）と有意に関連したが（診察室収縮期血圧のSD 5mmHg増加ごとのハザード比1.24、95%CI 1.01-1.51）、短期血圧変動性との関連は見られなかった（24時間測定収縮期血圧のSD 5mmHg増加ごとの同0.92、0.68-1.25）。どちらの血圧変動性も単純なリスク予測モデルに比べリスクの識別や再分類を改善しなかった。...