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ドキシサイクリン局所注で瘢痕厚減少、マウスで確認

2019年2月12日  Annals of Surgery

背部皮膚の創傷マウスモデルを用いて、ドキシサイクリンの皮膚瘢痕形成に対する効果を検討。創底にドキシサイクリンを局所注射し、創閉鎖時に瘢痕組織の組織学的検査および生体力学的テストを実施した。 その結果、創作製後12時間以内に3.90mMドキシサイクリン(2mg/mL)を1回投与すると、抗張力を損なうことなく瘢痕の厚さが24.8%有意に減少した(P<0.0001)。経口投与では同様の効果はなかった。ドキシサイクリン投与で、I型コラーゲン含有量が有意に減少し(P=0.0317)、線維の配列にランダム性が有意に増した(P=0.0115)。...