急性冠動脈疾患の疑いのある急性入院患者4万8872例を対象に、心筋トロポニン(cTn)値上昇の臨床的意義を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、9800(20.1%)例でcTn値が99パーセンタイル超を記録し、心血管危険因子の保有率ならびに心血管/非心血管系疾患の有病率はcTn高値の患者層で上昇した。7529(15.4%)例に重大有害事象(全死因死亡、心筋梗塞、心不全による再入院、脳卒中)を認め、そのリスクもcTn高値と関連した。...
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