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TG高値患者の心血管リスク、EPA製剤で抑制

2019年2月13日  New England Journal of Medicine

スタチン療法中もトリグリセリド(TG)高値の患者8179例を対象に、イコサペント酸エチル[エイコサペンタエン酸(EPA)エチルエステルを高濃度に精製した]の虚血性イベント抑制効果を多施設無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験で検討した(REDUCE-IT試験)。 その結果、追跡期間中央値4.9年での主要複合評価項目(心血管死または非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中など)発生率はイコサペント酸エチル群17.2%、プラセボ群22.0%だった(ハザード比0.75、95%CI 0.68-0.83、P<0.001)。虚血性疾患を含むその他のイベント発生率もイコサペント酸エチル群の方が有意に低かった。重篤な出血イベント発生率はイコサペント酸エチル群2.7%、プラセボ群2.1%だった(P=0.06)。...