透析患者の血液検査頻度、4週vs.6週
2019年2月14日 専門誌ピックアップ
350-400例の維持血液透析療法を実施する三次病院で、定期血液検査実施頻度の変更による貧血および慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常（CKD-MBD）の目標値達成と医療費に及ぼす影響を後ろ向き分割時系列解析で検討した。 頻度を4週間ごとから6週間ごとに変更した後も、平均目標値達成率がヘモグロビン60％、リン酸46％と安定した状態が保たれ、平均値の3標準偏差を超える値も見られなかった。透析死亡率も1カ月当たり平均2％と変化がなかった。頻度低下で1人年当たり85ドルの費用削減となり、プログラム全体で3万5000ドルの削減に相当した。...