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BMI高値がGFR低下および死亡の危険因子

2019年2月14日  British Medical Journal

肥満と糸球体濾過量(GFR)低下および全死亡の関連を検討すべく、40カ国のコホートデータのメタ解析を実施。一般集団コホート39件(545万9014例)、高心血管リスクコホート6件(8万4417例)および慢性腎臓病(CKD)コホート18件(9万1607例)を対象とした。 一般集団コホートでは、平均追跡期間8年のGFR低下発生率は5.6%、全死亡率は14.7%だった。BMI値25に対するGFR低下の調整後ハザード比はBMI値30で1.18、BMI値35で1.69、BMI値40で2.02だった。BMI値と死亡の関連はJ字型で、BMI値25が最も死亡リスクが低かった。高心血管リスクコホートおよびCKDコホートでは、BMI値と死亡の関連は一般集団コホートよりも弱く、BMI値と死亡の関連はJ字型で、BMI値25~30が最もリスクが低かった。...