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CABGの静脈グラフト、切開採取と内視鏡下採取で転帰に有意差なし

2019年2月18日  New England Journal of Medicine

冠動脈バイパス術(CABG)施行患者1150例を対象に、静脈グラフトの切開採取と内視鏡下採取の長期臨床転帰を無作為化試験で比較した(REGROUP試験)。 追跡期間中央値2.78年で、主要転帰の全死因死亡、非致死的心筋梗塞、再血行再建を含む主要有害心イベントが切開採取群の89例(15.5%)、内視鏡下採取群の80例(13.9%)に発生した(ハザード比1.12、95%CI 0.83-1.51)。死亡はそれぞれ46例(8.0%)、37例(6.4%)、心筋梗塞は34例(5.9%)、27例(4.7%)、再血行再建は35例(6.1%)、31例(5.4%)で発生し(各ハザード比1.25、1.27、1.14)、同様に有意な差はなかった...