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CKD患者は大動脈弁狭窄症リスク増

2019年2月21日  専門誌ピックアップ

ストックホルムのSCREAM projectに参加した大動脈弁狭窄症(AS)の診断を受けていない慢性腎臓病(CKD)患者112万1875例を対象に、腎機能障害とAS発症の関連を検討した。平均追跡期間は5.1年。 推算糸球体濾過量(eGFR)による多変量Cox比例ハザードモデルを用いた解析では、eGFR 60-90(ml/分/1.73m2)群のAS発生ハザード比は1.14、eGFR 45-59では1.17、eGFR 30-44では1.22、eGFR 30では1.56だった。因果関係逆転バイアスの感度解析では関連度はわずかに減少し、ベースラインから2年以内のイベントを除いた場合のハザード比1.22、心不全患者を除いた場合では1.20だった。...