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末期腎疾患患者の運動、期待する便益と障壁に年齢差

2019年2月25日  専門誌ピックアップ

カナダで血液透析または腹膜透析を受けている末期腎疾患(ESKD)患者423例を対象に、運動による便益、障壁および期待する転帰を要約記述統計を用いて調査した。 いずれの透析方法にも共通した期待する利益は気力・体力の改善だった。次に、腹膜透析患者では睡眠の改善、病院での血液透析患者では自立の維持、自宅での血液透析患者では長寿が挙げられた。高齢患者は気力・体力の改善と自立の維持、若年患者は気力の改善、長寿および移植資格への関心が高かった。運動への主な障壁は、疲労感、息切れ、虚弱だった。期待する転帰および障壁は、透析方法よりも年齢による違いが大きかった。...