救急医の生産性、カルテ記録者の同行で向上

豪州で5つの救急科の医師88人と事務全般を担う医療記録者（scribe）12人を対象に、診察に記録者が同行することによる医師の生産性向上効果を無作為化試験で検討。記録者が同行した医師の勤務シフト589件（患者5098例）および同行なしのシフト3296件（患者2万3838例）のデータを収集した。 その結果、記録者の同行によって、医師1人が1時間に診察する患者数が1.13人から1.31人へ15.9％増加し、一次対応では0.83人から1.04人へ25.6％増加した。救急科滞在時間中央値が192分から173分へ19分短縮した（P＜0.001）。...