HAP/VAPの12％がカルバペネム耐性

米国でグラム陰性菌による院内肺炎（HAP）または人工呼吸器関連肺炎（VAP）成人患者8969例を対象に、新アルゴリズムを用いてカルバペネム耐性の疫学および転帰を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、1059例（11.8％）からの分離株がカルバペネム耐性を示した。原因菌は、全体およびカルバペネム感受性例では緑膿菌が最も多く（それぞれ24.9％、23.5％）、カルバペネム耐性例ではS. maltophilia（44.0％）、緑膿菌（35.3％）が多かった。カルバペネム耐性が死亡率や感染後入院期間に及ぼす影響はなかったが、医療費増加と関連していた（超過費用8921ドル）。...