ICUの意思決定支援ツールでコミュニケーション改善せず

米国のICU 13室で、長期機械的人工換気管理下の成人患者277例、意思決定代理人416人および医師427人を対象に、患者の予後や治療選択肢などの情報をwebベースで提供する意思決定支援ツールの有用性を多施設共同無作為化臨床試験で検討した。 その結果、介入群と対照群いずれでも医師と代理人による1年後の生存予測一致度の改善が見られなかった（ベースラインからの変化量の平均差：－1.7ポイント、P＝0.60）。副次評価項目の代理人の葛藤は介入群で低下したが（同0.4ポイント、P＝0.041）、その他の評価項目に群間差は見られなかった。...