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TG低下とLDL-C低下、CHD抑制効果は同等

2019年2月27日  Journal of the American Medical Association

欧米のコホート研究63件および症例対照研究に登録した65万4783例を対象に、トリグリセリド(TG)値を低下させるリポ蛋白リパーゼ(LPL)遺伝子変異および低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)値を低下させるLDL受容体(LDLR)遺伝子変異と冠動脈性心疾患(CHD)リスクとの関連をメンデル無作為化解析で検討した。 その結果、LPL遺伝子のTG低下変異およびLDLR遺伝子のLDL-C低下変異は、アポリポ蛋白B(ApoB)含有リポ蛋白値10mg/dL低下当たりで同程度のCHDリスク低下と関連した(それぞれオッズ比0.771、P=3.9×10-38および0.773、P=1.1×10-46)。ApoBの差で調整後、TGおよびLDL-CとCHDリスクとの関連は消失した(TG:オッズ比1.014、P=0.19、LDL-C: 1.010、P=0.19、ApoB:0.761、P=7.51×10-20)。...