低侵襲血腫除去で機能的転帰に有意差見られず

30mL以上の突発性非外傷性テント上脳内出血を呈した患者499例を対象に、経カテーテル低侵襲血腫除去術＋血栓溶解療法（MISTIE）の有効性および安全性を第III相試験で検討した（MISTIE III試験）。 修正intention-to-treat解析の結果、365日時の修正Rankin尺度スコア0-3達成率はMISTIE群45％、標準治療群41％だった（調整後リスク差4％、95％CI －4％-12％、P＝0.33）。7日時死亡率はそれぞれ1％、4％（P＝0.02）、30日時では9％、15％（P＝0.07）だった。症候性出血および脳細菌感染の発生率は同等だった。30日時の重篤な有害事象発生率は30％、33％で、発生件数に統計的有意差が見られた（P＝0.012）。...