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近視性黄斑変性の診断基準に中心窩下脈絡膜厚菲薄化が有用

2019年3月4日  Ophthalmology

強度近視患者884例の1487眼を対象に、波長掃引型光干渉断層撮影を用いて近視性黄斑変性の分類別に脈絡膜厚を解析。診断基準値を後ろ向き横断研究で検討した。 その結果、中心窩下脈絡膜厚の平均値は眼底正常群の274.5μmに対し紋理状群129.1μm、乳頭周囲びまん性網脈絡膜萎縮(PDCA)群84.6μm、黄斑びまん性網脈絡膜萎縮(MDCA)群50.2μm、斑状萎縮群48.6μmと、近視性黄斑変性の重症度増加に伴い低下した。PDCA予測に最適な脈絡膜厚値は鼻側56.5μm、MDCA予測では中心窩下62μmだった。MDCA群と斑状萎縮群の中心窩下脈絡膜厚に有意差はなかった。...