食道腺癌、総腫瘍代謝量が化学放射線療法後の治癒予測因子

根治的化学放射線療法を施行した手術不能な局所食道腺癌（L-EAC）患者234例を対象に、腫瘍代謝の治癒予測因子としての有用性を検討。治癒達成率は25.6％だった。 多変量ロジスティック回帰解析の結果、ポジトロン断層法で評価した最大標準化取込値（SUVmax）低値を伴わない総腫瘍代謝量（TLG）低値が治癒と関連した（オッズ比0.70）。交差検証モデルでは、治癒率はTLGの第1四分位群58.6％、第2四分位群28.8％、第3四分位群5.1％、第4四分位群10.3％となり、予測精度の平均スコアは0.81だった。...