超急性脳卒中疑い患者、搬送中ニトロパッチで転帰改善せず

超急性脳卒中疑い患者への入院前のニトログリセリンパッチ（GTN）貼付による転帰改善効果をシャム対照エンドポイント盲検無作為化第III相試験で検討（RIGHT-2試験）。英国の救急車サービス8施設から救急救命士516名が登録した1149例を対象とした。 脳卒中または一過性脳虚血発作と最終診断された患者の修正Rankinスケール（mRS）に、GTN群とシャム群の差は認められなかった（転帰不良に対する補正共通オッズ比1.25、P＝0.083）。また、患者全例でもmRSに群間差は認められなかった（同1.04、P＝0.69）。副次転帰、死亡、重篤な有害事象の発生に群間差はなかった。...