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進行性腎細胞癌の1次治療、2剤併用療法でPFS改善

2019年3月8日  New England Journal of Medicine

未治療の進行性腎細胞癌(RCC)患者886例を対象に、アベルマブ+アキシチニブ併用療法の効果を第III相試験で検討した(JAVELIN Renal 101試験)。 PD-L1陽性患者560例での無増悪生存期間(PFS)中央値は併用群13.8カ月、スニチニブ群7.2カ月で(増悪または死亡ハザード比0.61、95%CI 0.47-0.79、P<0.001)、全集団では13.8カ月、8.4カ月だった(同0.69、0.56-0.84、P<0.001)。PD-L1陽性患者の客観的奏効率は55.2%、25.5%、死亡者数は37例(追跡期間中央値11.6カ月)、44例(同10.7カ月)。有害事象発生率は99.5%、99.3%で、グレード3以上の有害事象では71.2%、71.5%だった。...