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小児アトピーの重症度、鼻腔と皮膚の微生物叢と関連

2019年3月11日  British Journal of Dermatology

アトピー性皮膚炎(AD)患児から採取した検体(鼻腔90検体および皮膚病変部108検体)を用いて16S-rRNAシーケンシングを実施し、鼻腔および皮膚の微生物叢とAD重症度の関連を検討した。 その結果、鼻腔および皮膚病変部の両検体で微生物組成とAD重症度に関連を認めた(それぞれR2=2.6%、P=0.017、R2=7.0%、P=0.004)。この関連にはブドウ球菌(staphylococci)の強い関与が確認された。鼻腔では、モラクセラ(Moraxella)など他の菌種も関与していた。皮膚病変部では患児の50%に黄色ブドウ球菌が検出されたが、黄色ブドウ球菌は重症度には関連しなかった。...