1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 小児四肢外傷の疼痛緩和、ケタミンがフェンタニルに非劣性

小児四肢外傷の疼痛緩和、ケタミンがフェンタニルに非劣性

2019年3月13日  専門誌ピックアップ

中等度ないし重度の疼痛を有する四肢外傷患者(8-17歳)90例を対象に、ケタミン鼻腔内投与の疼痛緩和効果を無作為化非劣性試験でフェンタニル鼻腔内投与と比較した(PRIME試験)。 その結果、投与30分後の視覚的アナログ尺度(VAS)疼痛スコアの平均低下度はケタミン群30.6mm、フェンタニル群31.9mmで、群間差(1.3、90%CI -6.2-8.7)が非劣性マージン10mmを下回り、ケタミンのフェンタニルに対する非劣性が示された。有害事象リスクはケタミン群の方が高かったが、有害事象はいずれも一過性で軽度だった。...